流体の特性——流動性等方伝達性高出力密度。 これらをロボット工学と融合させ、新概念「流体ロボティクス」を展開するのが塚越研究室です。 私たちが目指すのは、単なる流体駆動ではありません。 感覚受容から情報処理、そして駆動までを「流体信号」で統合し、アメーバのごとき柔軟な適応能力を宿した次世代の「生物機能的流体ロボット」(Bio-functional Fluid Robot)を創成することです。

  • 柔軟な環境適応: 電気モータでは困難な「バックドライバビリティ(外部負荷への柔軟な追従性)」、力学的適応性、狭隘部への進入性を流体は本質的に備えています。
  • 全方向のセンシング: 指向性を持つ一般的な電気式センサに対し、流体はパスカルの原理に基づき、等方的な伝達特性で圧力信号を伝播するため、高い情報伝達/収集機能を発揮します。
  • 極限環境への耐性: 感電・発熱・発火が許されない医療・介護現場、電磁波を忌避するMRI環境、宇宙環境をはじめとする半導体が破壊される高放射線・高温環境下など、従来の電子制御ロボットが立ち入れない領域こそが、私たちの主戦場です。
  • 流体ソフトアクチュエータ: 生物のような「しなやかな力」の実現
  • 流体情報処理: 電子回路になるべく頼らない「流体による計算・判断」にチャレンジ
  • 流体バイオシステム: 受容器・神経系・動作が生物のごとき機能性を発揮する「生物機能的流体ロボット」の構築

「新概念・新原理・新動作」の追求を、研究の信条としています。
重視するのは「できそうなこと」ではなく、「できたらスゴイこと」への挑戦です。 机上の理論を超えた、実験現場での偶発的な発見(セレンディピティ)にこそ、ブレークスルーが生まれると私たちは信じています。 そして何より、自らの手で創り出したものが初めて動いた瞬間の、震えるような感動と喜びを大切にしてます。

このように、従来のロボット研究とは少し毛色の異なるエキサイティングな研究スタイルを展開しています。 もし私たちのビジョンに共感し、ご関心をもっていただけたなら、ぜひ研究室の扉を叩いてみてください!